それにはGoogleなどのWebサービスをうまく利用するのがコツだ。
以前は筆者のメインかつオンリーのマシンがWindowsだったが、今はWindows、MacBook、iPod touchと増えてきた。
そうなってくると、いろいろと面倒なのはデータの同期。
とりわけメールの同期は取っておきたい。
以前もZaurusなどのPDAなんかを使っていたときは、メールの同期には同期用のソフトウェアを使ってデータを同期したりしていたけど結構面倒だった。
ちょっと前まではメールといえばPOP、つまりメールはサーバーからダウンロードしてきてPCでフォルダ分けしたりして管理するというのが普通だった。
でも最近はメジャーなメーラーのほとんどはIMAPに対応しているので、あとはメールサーバーがIMAPに対応してくれれば、メール管理がずいぶんと楽になる。
IMAPを使えばメールの管理はサーバー側で行えるようになるの で、たとえば筆者のようにWindows、MacBook、iPod touchと複数の環境があっても、データはネットワーク越しにサーバーで一元管理できる。
たとえばWindows PCでメールを確認して既読にしたりメールをフォルダ分けしたりしておくとその状態はサーバーに保存されるので、MacBookやiPod touchでメールを見ても、ちゃんとフォルダ分けされて既読の状態になっているという感じで、どの環境でも同じ状態を保つことができる。
というわけで、メールはIMAPで管理するのがお勧め。
GoogleのGmailもIMAP対応しているのでメール管理がだいぶ楽になる。
しかもブラウザがあればどこでもGmailを使えるので、自宅から出てネットカフェなど外でメールを見ても、いつものと同じ状態でメールを見ることができる。
GmailといえばWebメールだけど、iPod touchやThunderbirdなどのメーラーでも使えるし設定も簡単にできる。
しかもThunderbirdなんかでは過去のメールをGmailの受信トレイにコピーするだけで移行もできてしまうので、移行作業も簡単終わってしまう。
この辺は下記のサイトなどが参考になります。
Thunderbirdを究極のGmail IMAPクライアントにする
Gmailを使うときiPod touchのメーラーで若干不便なのは、メールを立ち上げたとき受信トレイのメールしか自動的に受信してくれないこと。
Gmail側で自動的にフォルダ分けされるようにしていると、そのメールは自動受信されず、受信トレイ以外のフォルダのメールはそのフォルダを見ようとしたときに初めてダウンロードできる。
この辺は少し使い方に工夫が必要かもしれない。
自動でフォルダ分けするのはやめるか、フォルダに移動しても受信トレイには残しておくようにするとか。
Gmailだと正確にはフォルダではなくタグ付けして管理されているので、同じメールに複数のタグを付けることができるので、これを利用すると便利。
メールの実態は同じでも複数のタグを付けて分類することができる。
ThunderbirdやiPod touchでみると、あたかも複数のフォルダに同じメールがあるように見えるが、実態はひとつ。
この辺は従来のメール管理とちょっと違うけど、分かってしまえば管理しやすい。
あとGoogleのサービスだけあって、Webでメールを見てるときはメールの検索も簡単。
長々と書いてきたけど、要はサーバーでデータを一元管理すれば、複数のマシン間でデータを同期する手間が省けるので、メールデータの管理はかなり楽になる。
iPod touchを便利に使おうと思ったら、データはサーバーで管理するのがコツ。
今回はGmailの話だけど、メール以外のデータもサーバーで一元管理すれば楽です。
スケジュール管理もGoogleのサービスを利用するとデータを楽に同期できるので、また今度紹介します。
余談だけどGmailはユーザーが多いので、好みのIDを取ることはなかなかできないし、@gmail.comはメジャーすぎて迷惑メールも心配。
ということで筆者はGoogle Appsを使っている。
Gmailなどとほとんど同じメールサービスを使えるし、メール以外にもカレンダーなども同じように使える。
ドメインやIDも好きに設定できるので、家族専用のドメインにしたり、仲間内の専用サイトを作ったりできて、結構便利。